「君は天然色」 大滝詠一

私が愛用しているミュージックプレーヤーはウォークマンで、機種でいうと、「NW-F807」。
メモリ容量は64GB。

その前からも代々ウォークマンファンで、特に今使用しているモデルは気に入っています。
Androidをベースにしていて、電話が掛けられないスマートフォンといった感じ。
中でもBluetooth対応というのが嬉しくて、普段はBluetoothのヘッドフォンを使用しています。
コンポにもBluetoothのレシーバーを付けていて、ウォークマンの中の音楽をワイヤレスでコンポから流すこともできています。

このウォークマンの中身ですが、多分3割位が落語で、1割がラジオ音声(聞いたら消してはいるけど)、そして残りが音楽なのだけど、そのほとんどは80年代の音楽だと思います。
当時レコードで聞いていたものをCDで買い直したり、CDをレンタルしたりして、たまった曲達です。
この中から、その日聴いた曲をピックアップして、その当時の想い出を文章にしてみようというのが、このブログの目的です。

曲に関する解説や薀蓄を書くつもりはあまりありません。
埋もれている名曲を紹介して・・・、なんて気もほとんどないです。
ただ、時間軸は意識して、当時自分がどんなことをしていたかや、社会の状況を想い出して書いていこうと思ってます。
その曲を聴くと想い出す、ちょっと甘酸っぱい想い出や、何故かしんみりするような思いを文字にできたらと思っています。
ただただ自分が聴いていた曲について書き、読んでくれた人のそれぞれの想い出と、わずかでも共鳴するところがあると、嬉しいです。

さて、そんな感じの1回目は、やはり「君は天然色」にしました。
私が音楽に興味を持つようになった、原点とも言える曲だからです。
大滝詠一のアルバム「A LONG VACATION」は1981年3月21日にリリースされ、その年の夏には、さんざんラジオでオンエアーされていました。
中でもオープニングを飾る「君は天然色」の音作りには新しい時代の到来を感じたものです。
そして、大滝詠一って、いったい誰だ??、という感じさえありました。
曲の始まる前のチューニングの音も曲のイントロとして使ってしまうところにも驚かされました。
ジャケットのデザインといい、全てが完成されたパッケージになっていました。

この曲以外にも、このアルバムは名曲だらけで、「雨のウェンズディ」から「スピーチ・バルーン」へとつながる、B面の前半も個人的には好き。

この当時、私は田舎に住む中学生で、まさにモノクロームのような少年だったが、パッと色が点いたような気がしました。

今聴いても、背筋がゾクゾクっとする。

YouTubeより:

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