卒業式シーズンですね。
卒業式シーズンが近づくと「卒業写真」を思い出す人も多いことでしょう。
あの歌詞は学生時代を思い出して、胸がキュンとなる内容です。
しかし、卒業写真というのは卒業式シーズンに頻繁に見開きするものではないでしょう。
歌詞でも言ってます、「悲しいことがあると….」と。
本当は季節感のない歌かもしれないし、むしろ、盆や正月の方が同窓会の時期で、「悲しい」わけではないけど、卒アルを開く頻度は多いに違いないと思います。
曲のイメージは壊れてしまうけど。
さて、そんな感じで今日はやや近い線ですが、「最後の春休み」です。
これはまぎれもなく、この時期の歌ですから。
この曲は、アルバム「OLIVE」に収録されているようです。
この曲を初めて聞いたのは’83年3月1日の深夜のことでした。
なぜここまで細かく記憶しているかと言うと、この日はオールナイトニッポンが特別番組でその日のパーソナリティは薬師丸ひろ子でした。
彼女は大学進学を控え、しばらく芸能活動を全面的に休止していましたが、玉川大学への進学も決まり、高校を卒業したことで、芸能活動復帰の最初の仕事というふれこみでした。
この頃が、今思えば彼女の人気の絶頂で、九州の田舎にいる高校生(私ではないよ)にも「俺も玉川大学に行く」と言わしめるほどでした。
彼女が玉川大学を受けると分かると、志願者も一気に増えたと記憶しています。
彼女がその夜、どんな話をしたかまでは覚えていませんが、AM3:00を目前とした番組のエンディングで「一足先に私は春休みです。最後にこの曲を聞いて下さい」、みたいなことを言って、「最後の春休み」が流れ、番組は2部に引き継がれました。
「制服」という歌詞が出て来るし(最近は制服のない学校も増えたようですが)、これは明らかに高校時代を対象とした歌でしょう。
実際は高校で最後の春休みとなる率は小さいかもしれませんが、曲のイメージとしてはやはり高校という設定でないといけません。
この季節になると毎年この曲を聞きたくなるんです。
かと言って、取り上げて話すほどの想い出が眠っているわけではなく、春先はそんな気持ちになってしまう。
不思議??。
という感じで、原稿を書き上げたところで、いつものようにYouTubeでビデオを探してみましたが、松任谷由実本人が歌っているものがなかったので、YouTubeリンクはありません。
ウォークマンを探っていたら、ハイ・ファイ・セットの「最後の春休み」があったので、それを聴いています。
ユーミンの歌い方と、微妙に譜割りが違っているような気がしています。
ユーミンの最後の春休みは卒業写真と並ぶ名曲ですね。一年中ユーミンを聞いてる私ですが春夏秋冬のアルバムや絵を見てる気持ちになります。