当時はFM雑誌を購読していたので、少なからずこの影響で買ったレコードも多かったと思います。
このレコードもまさにそうだったと思います。
ラリー・リーって、誰?
→ 知らない!
鈴木英人氏のジャケットに惹かれて買ったのかもしれない。
日本でのアルバムタイトルは「ロンリー・フリーウェイ」。
同曲のシングルも収録されているが、それはあくまでも邦題でのこと。
原曲タイトルは「Don’t Talk」
そして、アルバムの原タイトルも「Marooned」でした。
おまけに、ジャケットは髭面のラリー・リーのポートレイト。
これでは、きっと売れなかったと思います。
日本で売るために知恵を絞った人々に、ある意味、感謝!
しかし、「Don’t Talk」をどう捻れば、「ロンリー・フリーウェイ」というタイトルが出てくるのでしょうか?
「ロンリー・フリーウェイ」は一人で走っているのでしょうが、「Don’t Talk」となると、助手席なりに誰かが乗っている設定となるはずです。
結局、このラリー・リーはこの1枚しか売れませんでした。
本国でのセールスは不明・未確認。
しかし、1982年の夏に私の心をザワザワとさせたAORの名曲でした。
YouTubeより:
1991年に「波の数だけ抱きしめて」という映画が公開されています。
中山美穂主演で、相手役は織田裕二。
1982年の湘南を舞台とした、ホイチョイ・プロダクションズの映画です。
この中で、この曲が登場します。
スカッと、乾ききった透明感のある音が、まさにこの映画にピッタリでした。
「波の数だけ抱きしめて」の1シーンより