「夢見る渚」 杉真理

私が、杉真理、そして佐野元春の存在を知ったのは、大滝詠一プロデュースのアルバム「NIAGARA TRIANGLE VOL.2」によるものでした。

そもそもこの「NIAGARA TRIANGLE」という企画は大滝詠一が一人でオリジナルアルバムを出すのは大変だけで、数人でのオムニバス形式ならということのようです。

私の周りではこのアルバムにおいて、佐野元春を支持する派と杉真理支持派に意見が分かれました。
(それほど大袈裟なものではないですが)

このアルバムに限定するならば、私は杉真理派でした。
しかし、佐野元春の他のアルバムを聴くことによって、佐野元春支持派にまわりました。

このとき、杉真理の既出のアルバムがことごとく廃盤になっていて、聴くことができなかったためで、不戦敗みたいなものでした。

このアルバムに限った話をすると、佐野元春の曲が、「彼女はデリケート」を除いて、レコードのB面程度のインパクトしかない曲だったと思ったものです。
それに対し、杉真理の曲はビートルズで聴き慣れた、リバプールサウンドをベースにした感じの曲で、親しみやすかったのが、彼を支持した派の理由だったと思います。

ということで、
「NIAGARA TRIANGLE VOL.2」 から、「夢見る渚」を今日は選んでみました。
時代の雰囲気がとても現れている、詩と曲だと今でも思っています。

YouTubeより:

ところで、毎回YouTubeで音源やビデオを探しているわけですが、結構な数で素人のCoverというか、カラオケを歌う姿を録画してアップしているものがあります。
これらには、ちょっと辟易しています。

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